和柄デザイン素材のWagara Design Navi



菊模様

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乱菊と小菊をタイリングパターン(上下左右に連結)に配しました。

菊は中国が原産で奈良時代に薬草として日本に伝来しました。
中国においても漢代より大変好まれた植物の一つです。
菊は当時の神仙思想とのつながりから 不老不死 延命長寿の漢方薬とされてきました。

日本でも中国の習慣「重陽の節句」に倣って菊花の宴を開き長寿を願い菊自体を鑑賞の対象とするようになりました。
文様としての意匠化は平安時代から始まったとされています。
鏡や武具などにも多く菊文が用いられていますがこれは菊水伝説から来る不老長寿の願いを込めた瑞祥としての意味謂れに由来します。
江戸時代には観賞用としての菊の品種改良が進みそれに伴い菊の文様も小菊から大輪の菊まで様々なデザインが生み出されました。

菊紋のうち、八重菊を図案化した菊紋である十六八重表菊は、日本の天皇および皇室を表す紋章と定められています。
近世では大正十五年に法令によって「十六弁八重表菊形」が正式に御紋章として制定されました。

なお菊の合わせ文様としては以下のようなものがあります。
『四君子(しくんし) 』 菊、梅、蘭、竹 
『四愛(しあい)』  菊、梅、蘭、蓮 

このデザインは以下のサイト『Wagara Design Navi』でダウンロード購入できます。
商用利用可!!
『菊水』 菊、水


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# by joganyoshio | 2017-08-25 13:54 | 和柄デザイン素材

吉祥 波に鶴模様 

波に鶴模様  



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図柄解説

波を重ねて様々な吉祥柄を配しました。
波の中には宝尽くし、松竹梅、菊、橘、桜、亀甲、花菱などを描いています。

青海波文様などの波を重ねた文様は、広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄で、無限に広がる波に未来永劫の願いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められています。

メインの光琳鶴の飛鶴紋は、尾形光琳の鶴の型を継承しています。

鶴は千年生きるといわれており、古来より福や長寿の象徴とされていました。
現代も吉祥文様として着物や帯をはじめさまざまな装飾品や調度品に多用されております。

このデザインは、特に婚礼関係などの冠婚に相応しい図柄となっております。

このデザインはダウンロード購入できます。商用利用可!

和柄専門販売サイトの以下のバナーをクリックしてお入りください。




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# by joganyoshio | 2017-08-25 10:39 | 和柄デザイン素材

辻ヶ花


『辻ヶ花(つじがはな)』とは、室町時代から安土桃山時代にかけて現れた絞り染めの技法を言います。

今回の作品のような『辻ヶ花模様』は、辻ヶ花独特の染めの味わいを表現した模様を言います。

辻が花は、最盛期に当たる、桃山から江戸時代初期にかけては、複雑な縫い締め絞り・竹皮絞りなどの高度な技法が使用され、多色染め分けによる高度な染物を創り出し、摺箔等の技法とともに安土桃山時代の豪華絢爛たる文化(桃山文化)を演出しました。
しかし、江戸初期に辻ヶ花染めは、一旦途絶えてしまいます。
このことが『幻の染め』とも言われる所以でもあります。

このデザインは下記の和柄販売専門サイトWagara Design Naviでご購入いただけます。商用利用可。下のバナーから入って、ご購入手続き後、直ぐにダウンロードできます。





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# by joganyoshio | 2017-08-25 08:49 | 和柄デザイン素材

日本が世界に誇る最先端技術と私のデザインのコラボです。

株式会社 京都デザインファクトリー

これは日本が世界に誇る最先端技術と私のデザインのコラボです。

NASAからも依頼が入る日本メーカー「MORPHA」。

その金属精密加工技術を用いて製作されたiPhoneケース。

0.005mm〜0.6mmの極薄世界。

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このデザインで苦労したところは、デザインと強度と機能性をすべて満足させなければならない点でした。
機能性としては電波の通りを良くするため透し彫りを採用しました。
デザイン的には糸菊の疎密の変化を表すことが重要でしたが、
疎の部分の強度が落ちるのが問題でした。
しかし、花びらを増やして強度を増すと、デザインの良さが損なわれます。
そこで私が考え出したのがこのアイディア。
厚みを半分だけ削り出して菊の葉を糸菊の花の下に見せるようにしました。
これで疎の部分の強度を確保すると同時に図柄に奥行きも生まれました。

伝統的美意識を基軸にして、これからも様々な業界とコラボさせていただけたら幸いです。


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# by joganyoshio | 2017-04-16 11:24 | 私のデザイン

春らしく敷き紙マットとお品書きの桜をデザインしました。

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アーテック株式会社『遊-ZEN』シリーズ
敷き紙(和紙ランチョンマット) とお品書きに
桜を描かせていただきました。
このシリーズは月替わりのデザイン+鶴で、13種類あります。
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# by joganyoshio | 2017-04-16 10:31 | 私の作品

知恩院の抜け雀

『抜け雀』
知恩院の菊の間には狩野信政が描いた襖絵があります。
紅白の菊の上に飛ぶ数羽の雀が描かれていたと言われていますが、現在雀の姿はありません。
信政があまりにも見事に描いたので雀が生命を受けて飛び去ったといわれています。
桂米朝さんお得意の落語『抜け雀』の元になったのではないでしょうか?
落語にあるように、絵に止まり木を描けば雀が再び戻ってくるかもしれませんね(笑)
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落語『抜け雀』動画、桂米朝
https://youtu.be/2ZiXRiOXel0
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# by joganyoshio | 2015-11-10 09:44 | 京都あれこれ

『着物着付けを小学校授業に取り入れよう!』推進会議

戦前の日本では、着物の着方は親や祖父母、その他の身近な人達から習いました。日本人なら当たり前だった『着物を一人で着る』ということ。
それが今では特別な事になってしまいました。
時代の流れで途切れた「親から子へ」という大切な伝承の一つが『着物の着付け』です。
現代、もはやそれを親に求めるのは不可能です。
せめて15歳までに、覚える機会を作ってはいかがでしょうか。
それを、ぜひ学校の授業に取り入れていただきたいと思います。
グローバルな時代だからこそ、日本人が世界で活躍する為には日本人としての伝統的美意識を基軸にした発想と気配りが必要です。
そして着物はまさに日本文化の根幹です。
着物を自分で着られることが、日本の伝統文化に興味を持つきっかけになり、それが日本人の美意識を高めることに繋がります。
これは、教育的にみても、とても価値のある事です。
授業の柱は『着付け』ですが、着物を着る事を前提とした文化とマナーを学ぶ事も出来ます。
『行儀作法全般』『着物から学ぶ歴史』『美しい立ち居振る舞い方』
『着物と伝統芸能』『着物と伝統文化』等々、しかも日本人にとって重要な事ばかりです。
この会では義務教育を受けている年齢の間に着物の着付けを習う機会を設けるということを主旨とします。
これは、着物産業を支えていらっしゃる皆様にも有意義な事だと思います。
この会の主旨をご理解いただき、多くの方のご賛同を頂きたいと思います。
やがて国を動かし、教育の領域における伝統や文化の優位性を高めることができれば幸いです。
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# by joganyoshio | 2015-04-22 08:09

『千社札』

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千社札は観音巡礼における参拝奉納のしるしである『納札』の習俗より生まれたといわれている。
江戸時代になり、稲荷信仰が大流行することで、千社札もまた庶民の間に広まった。
京都の伏見稲荷が総本社であるが、全国のいたるところに分社がつくられた。
特に江戸は稲荷社の分社多数つくられた。
江戸時代に起った数度の飢饉が稲荷信仰に拍車をかけ、庶民は競うように『稲荷千社参り』を行い、五穀豊穣を祈った。
後に稲荷神社だけでなくあらゆる神社仏閣を巡るようになったため、多くの社寺を参拝する事を『千社参り』と呼ぶようになり、又、参詣には必ず納札した事から、この札が『千社札』と呼ばれるようになった。
札は当初、手の届く範囲で社寺の壁や柱に貼られた。その後納札が盛んになり、競い合うように、よく見得る所や人より高い所に貼られた。
貼り場所には大きく分けて2種類あり、参拝者によく見える場所に貼るのを『人見』と言い、永い年月風にさらされる事の無い場所に貼るのを『隠し貼り』と言った。
いつしか江戸の庶民は、千社札に「粋」「遊び心」「華やかさ」「洒落」などを盛り込み、図柄の面白さや、珍しさを競い合うようになり、益々『千社札』の人気に拍車をかけた。
千社札の版元は浮世絵の版元と同じであることも多く、絵師や彫り師、刷り師など、浮世絵で磨いた技をそのまま使って錦絵と見間違う程の豪華な物も作られた。
千社札には、名前、屋号、商売の他、ひいきの役者や相撲取り、美人画などの風俗画など、様々なバリエーションが造られた。その素晴らしい出来映えから、お互いに見せ合いたくなり、あげくの果ては『千社札交換会』まで開催された。交換会は最初、私邸や神社などで催されていたが、いつしか茶屋や料亭で行なわれるようになったといわれている。
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# by joganyoshio | 2014-09-11 07:46 | 伝統文様解説

十二支

十二支に関しては諸説あるので、詳しくは専門家の書物をご一読いただきたいのですが、一般的には古代中国の暦の伝統から来ていると考えられます。そしてそのルーツを探ると、仏教に行き当たるようです。

中国では、古来より天文学が発達していて、天球の分割方法の一つであった十二辰は、天球を天の赤道帯に沿って東から西に十二等分したもので、この名称には十二支が当てられました。子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)

これが十二支の始まりと言われています。
日本に伝わってからは、独自の解釈が加わり現代に至っています。
昔は『時』や『方位』等を表す言葉としても十二支が利用されましたが、
現代の日本では12年を周期とする生まれ年を表す干支(えと)としてもっぱら利用されています。
年賀状の絵柄がまさに、これですね。
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# by joganyoshio | 2014-08-21 12:38 | デザイン考察

彼岸花

皆さんは『彼岸花』の別名が日本全国に千種類以上あることをご存知でしょうか?
別名と言って、私は『曼珠沙華』ぐらいしか浮かばないのですが、凄い数ですね。
それだけ全国各地で特別な花として存在を認められていると言うことなのでしょう。

詳しくは以下のサイトに(ヒガンバナの別名)
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/sizen/higan_name.html
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# by joganyoshio | 2014-08-19 09:24 | 日記

家紋にまつわるお話

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 喜多川歌麿「寛政三美人」 
寛政期に人気だった3美人の浮世絵(大首絵)です。

右から吉原芸者の富本豊雛(とよひな)、難波屋おきた、おきたと人気を二分していた高島おひさです。

当時の浮世絵は売り上げ枚数を増やすため、タブロイド紙的な大衆の興味を引く内容が中心になっていました。
この絵を見て気づくことは、どの顔も髪型も区別がつかない程そっくりだと言うことです。この浮世絵の右上に一応名前は記されていますが、当時はまだ文盲も多数いる時代でした。版元としては当時の庶民に広く、絵を見ただけで直ぐにどこの誰かを特定させる必要がありました。そこで登場するのが家紋です。
それぞれの衣装や持ち物にさりげなく描かれた家紋が個人を特定する決め手となっているのです。

江戸時代になり、200年以上に渡る太平の世が続くと武士の合戦における敵味方の区別のような実用的な家紋の必要性が薄れ、家紋は家柄や権威の象徴となっていきました。
さらに階級社会があった江戸時代では、家紋の用途は相手の身分や家格に応じて自分や家族の身なりを正すためであり、家の格式を他人に示したり相手の身分を確認したりするコミュニケーションツールとしての使われ方主流になっていきました。
また江戸時代の階級制度の元では武家以外に苗字の公称が許されませんでしたが、家紋を持つ事は規制されず、一般庶民も広く所有することができました。この為、農民、町人、そして役者・芸人・遊女などといった社会的には地位の低い階級の者までが、自由に家紋を使い始めたのです。
その事が、江戸時代の家紋のデザインバリエーションを増やし、今日の伝統文様としての価値を高めました。
そして元禄時代に入ると、人々の生活は更に華やかなものになっていき、家紋を持っていなかった町衆にも家紋を必要とする機会が生まれ、庶民が用いる家紋も華美・優美な形になり、豊富なデザインが生まれました。

特に、庶民に家紋が広がり始めてからセルフアイデンティティの表現の一つともなり、儀式用のアイテムや衣装以外に装身具等の普段の持ち物にも家紋を入れることが流行り『遊び心』や『粋』など、武家社会ではあり得なかったデザインコンセプトが登場してくるのも面白いですね。

成願 義夫 記
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# by joganyoshio | 2014-07-30 08:41 | デザイン考察

琳派における『破調の美』

琳派における『破調の美』

『破調』とは、文字通り調子を破ることだ。
一般に美しいものは本来そこには必ず何らかの調和がある。
まして、琳派の作品には調和が何よりも求められる。
『破調の美』この一見矛盾する美意識こそが、日本人の自然観から生ずる最も優れた感性の一つだと言える。

木漏れ日、蛍の光の点滅、星のまたたき、自然に吹く風や川のせせらぎ、打ち寄せる波の音、舞い散る花びら、虫の音、これらは人間に心地よさや安らぎを与える。自然界のリズムは常に一定ではなく、不規則なリズムだ。
人間が感じる心地よい自然に近いリズムをもたらす為の破調こそが、琳派の絵師達が求め描いた破調の美。

これは、現代の様々な分野に活用されている「1/Fゆらぎ理論」そのもので、先人達は現代の科学者達が導き出したこの理論を、遥か昔に美の本質を求めることによって悟り、作品に取り入れていた。
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# by joganyoshio | 2014-07-28 08:51 | 伝統文様解説

琳派のデザイン

琳派のデザイン
● 奥行きをあえて表現しない平面性と単純化

琳派の作品の最大の特徴はモチーフの単純化と平面的な表現方法にあります。
琳派に限らず、狩野派や丸山派などの江戸時代の絵画や浮世絵は西洋絵画と比較すると同時代の西洋絵画が目指したリアリズムとは対極の平面的で装飾的な表現に明らかな違いがあります。

遠近法や写実を無視していながらも、それでいて自然が持つ美の本質を的確に捉えた浮世絵や琳派の自由な表現を初めて目にした当時のヨーロッパの画家達は驚愕したと言います。当時のヨーロッパ絵画は教会を中心にした宗教色の強いリアリティを追求したものばかりで、題材も人間を中心に描いていました。それに比べ琳派などの日本の絵画や工芸は、道端の草花や虫など、ヨーロッパでは絵の主題になり得なかったものが活き活きと描かれ、しかも観る者に感動さえ与えます。さらに余白を活かしたアシンメトリーで動的なコンポジションは、シンメトリーと黄金比と写実の呪縛から逃れられずにいた当時のヨーロッパの画家達に大きなショックを与えました。
これが後の印象派の画家達に影響を与え、そしてアールヌーボー運動へと繋がっていきました。
また、ヨーロッパ絵画は主に壁画や天井画などの様に固定された建築物の一部に描かれ、また額装された絵であったとしても、一定の壁面に固定されていました。
しかし琳派などの作品は主に掛け軸や屏風、襖等のそれ自体が動く調度品に描かれました。季節毎の茶事や慶事、催事など、様々な行事によってその都度飾られ、掛け替えられました。一見固定されている様に見える襖でさえも開け閉めの度に動きます。そのことにより何よりも他の花器や部屋や行事との調和を重んじられたことに余白を活かした平面性と単純化の意味があります。
結果として、琳派の作品には現代にも通じる不変的なデザイン要素が集約されていると言えます。

ところで、金箔の上に描かれた屏風は主張し過ぎて、このような調和とはほど遠いのでは?と、思われる方がいらっしゃるでしょう。

では、「なぜ、金箔の上に描がかれたのか?」

かの谷崎潤一郎は、自身の著書『陰翳礼讃』でこの謎を次ように解いています。
・・・「諸君はまたそう云う大きな建物の、奥の部屋へ行くと、もう全く外の光が届かなくなった暗がりの中にある金襖や金屏風が、幾間を隔てた遠い庭の明かりの穂先を捉えて、ぼっと夢のように照り返しているのを見たことはないか。」
「現代の人は明るい家に住んでいるので、こう云う黄金の美しさを知らない。が、暗い家に住んでいた昔の人は、その美しい色に魅せられたばかりでなく、かねて実用的価値をも知っていたのであろう。なぜなら光線の乏しい屋内では、あれがレフレクターの役目をしたに違いないから。」・・・本文より。

当時の金屏風が置かれた場所と光源と光量を考えれば、この『実用的価値』が見えてきますね。
これらの日本人の伝統的美意識に基づくデザインエッセンスは継承していかなければならないと考えています。
朝顔図屏風(左部分) 鈴木其一作
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# by joganyoshio | 2014-07-27 13:12 | 伝統文様解説

琳派は本阿弥光悦によって始まった。

本阿弥光悦の名言
『心が凝り固まっていては見えないものも、
力を抜いて素直に見ると、いろんな顔が現れてくるだろう。
心を開いて受け止めるなら、この世のすべては美しい』

本阿弥光悦
京都の※本阿弥家という恵まれた家柄の長男として生まれた彼は、幼い頃より家業を通じて日本の一流の物に囲まれ生活し、高い見識眼を身につけていった。そしていつしか自らもマルチな才能を発揮するようになる。工芸家、書家、画家、出版者、作庭師、能面打ち、様々な顔を持つマルチ・アーティスト。優れたデザイン・センスを持ち、すべてのジャンルに名品を残した彼はまさに日本のレオナルド・ダ・ビンチの様な存在だった。
特に書の世界では「寛永の三筆」の1人に数えられ、光悦流の祖となった。

やがて40代に入った光悦は、才能があるのに世に出る機会に恵まれない1人の若手絵師、俵屋宗達と出会う。光悦は彼の才能をいち早く見抜き、チャンスと助言を与えた。その後、宗達は『風神雷神図屏風』などの名作を次々に生み出していった。
そしてこの後、宗達は尾形光琳に影響(私淑)を与えることになる。

後年、宗達は若い頃を「光悦翁と出会わなければ、私の人生は無駄なものに終わっていただろう」と回想している。

※本阿弥家は足利尊氏の時代から刀剣の鑑定、研磨、浄拭(ぬぐい)を家業とする名家

写真は宗達と光悦の合作「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」
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# by joganyoshio | 2014-06-14 16:37 | 伝統文様解説

定式幕

これは日本人なら誰でも馴染みのある3色ですね。
この3色の縦縞は、歌舞伎の劇場の『定式幕(じょうしきまく)』です。

現在では、萌黄、柿、黒の三色からなっていますが、江戸時代は劇場によって配色と配列は違ったようです。江戸三座のうち、中村座が(左から)白、柿、黒、市村座が、萌黄、柿、黒、森田座が黒、柿、萌黄でした。
明治になって歌舞伎座が森田座の様式を取り入れ、黒、柿、萌黄と配列しにしました。因に、京都の南座もこれと同様です。

ところで、写真の配列は歌舞伎座の配列とは違いますね。
これは、市村座様式を取り入れた現在の国立劇場と大阪新歌舞伎座の配列です。

歌舞伎検定に必ず出そうな問題ですね(笑)
http://www.kabuki-kentei.jp/
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# by joganyoshio | 2014-04-22 23:50 | 伝統文様解説

竜虎

『龍虎』
重要文化財 龍虎図屏風 橋本雅邦
明治28年(1895)静嘉堂文庫美術館蔵

龍虎とは、例えば、日本の歴史上で言えば、武田信玄と上杉謙信のような強大な力量を持ち、実力が伯仲する二人の英雄や豪傑のライバル関係を示すことばですが、実在する虎と、架空の龍を並べるのは、何か違和感を覚えますね。
しかし、虎もその昔は、殆どの日本人は見た事が無かったので、空想の動物に近い存在でした。
絵の中の猛虎のイメージが一人歩きし、いつしか龍と肩を並べるまでになっていたんでしょうね。

成願義夫 記
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# by joganyoshio | 2014-04-22 08:09 | 伝統文様解説

長唄 『娘道成寺』 桜の季節に因んで・・・

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桜満開の紀州道成寺。清姫の化身だった大蛇に鐘を焼かれた道成寺は長らく女人禁制となっていた。以来鐘がなかったが、ようやく鐘が奉納されることとなり、その供養が行われることになった。
そこに、花子という美しい女がやってきた。聞けば白拍子だという。鐘の供養があると聞いたので拝ませてほしいという。所化は白拍子の美しさに、舞を舞うことを条件として烏帽子を渡し入山を許してしまう。
花子は舞いながら次第に鐘に近づく。所化たちは花子が実は清姫の化身だったことに気づくが時遅く、とうとう清姫は鐘の中に飛び込む。と、鐘の上に大蛇が現れる・・・・・

歌舞伎の演目としてもよく知られていますね。
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/5/5_04_09.html
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# by joganyoshio | 2014-04-11 00:10 | 伝統文様解説

鷹に兜図

『鷹』
強く逞しくの願いを込めて昔から人気のモチーフ

図案制作
成願義夫(じょうがんよしお)
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# by joganyoshio | 2014-04-11 00:05 | 私の作品

鎧兜柄

来月は端午の節句
やはりこんな図柄が似合う。

図案制作
成願義夫(じょうがんよしお)
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# by joganyoshio | 2014-04-11 00:04 | 私の作品

黒い掛け襟の謎

浮世絵から学ぶ風俗 

この浮世絵の女の着物の衿に黒い布がかかっている。
時代劇でもおなじみの黒い衿スタイルだ。
では、現代の着物にはまず見る事の無い、黒い布の正体とは?

あの黒い衿のようなものは「掛け衿」といい、衿周りの汚れ(主に鬢付け油汚れ)を防ぐ為に付けられていた。
現在の着物にも、共生地で『掛け衿』がかかっているが、それと同じだ。当時、裕福でない庶民の女性達の工夫で生まれたと言っていいだろう。
手持ちの着物の枚数もしれているので、当然同じ着物を着回すことになるが、最も汚れやすい衿周りの汚れが流石に気になる。
今もそうだが、当時も着物は洗うとなればそううとうの手間隙がかかった。それを軽減させる為、衿に汚れの目立たない黒衿を掛け、更にそれでも汚れた場合は衿だけを取り外して洗った。何度も洗っているとぼろぼろになる。そこで新しい黒い布に付け替えた。これが着物と共布の掛け衿だと限界があるので、こうはいかない。着物の色柄を選ばない黒い布の秘密はそこにある。着物が着られるうちは何度でも付け替えられるというわけだ。今も残る掛け襟とは本来この役目の為にある。
汚れたらそこだけ外せるものなのだが、案外知らない人も多い。今でも着物専門の洗濯屋さんは、汚れの酷い掛け襟だけ外して洗ったりすることもある。
因に、黒い掛け襟は昭和初期頃迄一部女性の間に残っていた。

浮世絵は 
豊原国周筆
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# by joganyoshio | 2014-03-05 21:29 | ファッション

源頼朝が黄金の短冊を付けて放った千羽の鶴の故事より

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源頼朝が黄金の短冊を付けて放った千羽の鶴の故事より
鳥居清満画

平安時代の末期、源頼朝が上洛する際に、富士の裾野の鶴ヶ池で1000羽の鶴の足に金色の短冊をつけ放ったが、この鶴が日本各地に飛来して舞う姿が見られたことに由来する地名が各地残っている。(例、大阪市鶴見など)
鶴岡八幡宮の神紋の「鶴丸」も、この故事にもとづくと伝えられている。

この浮世絵は、その故事より、源頼朝が放った鶴が時を超えて江戸時代の鎌倉の海辺に飛来し美女達と戯れるという、壮大なファンタジーが描かれている。
美女達によって、鶴の足から外された短冊には天皇の父になろうとした頼朝の大きな野望が書かれていたのだろうか。
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# by joganyoshio | 2014-03-01 19:07 | 伝統文様解説

紅白梅

紅白梅
成願義夫 作

その昔、『花見』と言えば梅の花を指した時代もあったとか。
梅は花よりも枝が良い。
古木と若枝のコントラストが何とも良い。
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# by joganyoshio | 2014-03-01 17:59 | 私の作品

浮世絵に見る、江戸時代のひな祭り

ひな祭り

「虎屋文庫所蔵」浮世絵 
歌川豊国 
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# by joganyoshio | 2014-03-01 16:34 | 伝統文様解説

着付け専門誌、百日草の『はなよめ』2014年

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このモデルさんのカットは同誌の表紙写真ですが、この画像は未発表の背景の別バージョンです。
実際の表紙は梅の背景です。
同誌をお持ちのかたはぜひ見比べてみてください。

着物スタイリング:豆千代
着付け:神田範子
写真:長須賀一智
背景デザイン:成願義夫
メイク:伊藤礼子
ヘア:上田美江子
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# by joganyoshio | 2014-01-22 07:44 | 私の作品

美しさを競う『雄』

動物は発情期にカップリングの為の様々な行動をすることは知られている。
本来、種の保存の為には多くのほ乳類がそうであるように雄は『強さ』『大きさ』を雌にアピールするることが多い。
ところが動物の中には、特に鳥類はオスの方が華やかで美しい種類も少なく無い。
美しさや華やかさは、これもまたメスを惹き付ける為と言われている。
人間が見ても美しいと思うオスの姿、同じようにメスが見ても「美しい、魅力的」と感じているという事になる。
だとすると、動物も人間も共通する美意識や美の基準が存在することになる。
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# by joganyoshio | 2014-01-22 07:36 | デザイン考察

ことわざを絵にしてみる。

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『瓢箪から駒』

成願義夫 作
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# by joganyoshio | 2014-01-19 01:06 | 私の作品

『日本で初めての画期的なデザイン』

ご周知の通り、これまでの権利証等の証書の飾り枠のデザインは、必ずシンメトリーで、尚かつ西欧唐草等々のデザイン(アカンサス装飾など)が描かれていました。

これは、賞状その他の証明証など全て同様で、私達は、それを何の疑いもなく、普通の事と受け止めていました。
しかし、日本人の為の特別な意味を持つ証書にはもっと日本の伝統美が表現されていても良いのではないか?と、東京の司法書士のあるグループから声があがり、私、成願に相談を持って来られました。

これまで日本的なデザインがなかったことに誰も異を唱えず、誰もそこに着目しなかったのです。
また証書の使用者はデザインの選択肢さえなく、当然のように既存の物を当てがわれていたのです。使用者にとって、とても重要な人生の節目や一大イベントを書類に留めるデザインですから、選択肢は複数あって当然だと思います。

まさに、これこそ日本の美を表現するに相応しい分野の一つと考えを新たにしました。
そこで私は、昨年末に4つのデザインを完成させました。
今年から、その4種類が世に出ると思います。
ここに紹介するのはその一つです。

伝統の和をモチーフにして、アシンメトリーな既成概念を払拭した画期的なデザインが、証書として世に出るのは日本初だと思います。

因に一対の鶴は、阿吽を表します。
『阿』吐く息と、『吽』吸う息。これは万物の根源であり、「一切が帰着する知徳」の象徴とされています。
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# by joganyoshio | 2014-01-19 01:01 | 私の作品

源氏香

文様としての『源氏香之図』

源氏香とは文字通り香道から来た言葉で、数や名前は源氏物語に由来しています。
「源氏物語」はご周知の通り、54帖あり、そのうち最初の「桐壺」と最後の夢の「浮橋」を除いて、「源氏香之図」は52通りとされています。
香道に精通されていなくても、文様としての源氏香は着物の柄や様々な物に図柄として描かれ、皆様も一度は目にした事があると思いますが、その由来や種類までご存知の方は多くはないと思います。
デザインとしてみてもモダンで実に面白い形と言えます。
また、変わったところでは、源氏香の組み合わせを数学の分野から研究している方もいらっしゃいます。
成願義夫 記
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# by joganyoshio | 2013-08-16 07:39 | デザイン考察

iPhoneケース『さくらづくし』

伝統的な京友禅の様式美をiPhoneカバーのデザインにアレンジしました。
日本の文様シリーズ『春夏秋冬』(全4種)は10月1日発売予定。

写真は春の『さくらづくし』
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# by joganyoshio | 2013-08-15 22:36 | 私の作品

アケビの染め帯

アケビをモチーフにデザインしてみました。
染め帯です。
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(株)京都デザインファクトリー
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# by joganyoshio | 2013-08-15 19:58 | 私の作品


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